内窓をどこから付けるか決めるとき、多くの方が「いちばん寒く感じる窓」を選びます。浴室の小窓、トイレの窓、廊下の窓。気持ちはよく分かるのですが、たいていは効率の悪い順番です。
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小窓から始めると、効果が見えにくい
理由は面積です。熱が逃げる量は、おおむね窓の大きさに比例します。小さい窓は、寒く感じても、そこから逃げている熱の総量はそれほど大きくありません。
小窓は冷たさが局所的に集中するので、体感として目立ちます。けれど部屋全体の暖まり方を左右しているのは、リビングの掃き出し窓のような大きな窓のほうです。小窓だけに内窓を付けても、「思ったほど変わらない」という感想になりがちです。
補助金の下限に届かないことがあります
もうひとつ、お金の面の理由があります。
国の先進的窓リノベ事業には、補助額の合計が5万円以上という下限があります。補助額は窓の大きさとグレードで決まるので、小さい窓を数枚だけだと、この下限に届かないことがあります。届かなければ、補助はゼロです。
小窓から少しずつ始めようと考えている方ほど、ここでつまずきます。上限・下限と補助額の決まり方は、内窓の補助金ガイドにまとめています。
決めるのは「窓」ではなく「部屋」です
順番を考えるときは、窓単位ではなく部屋単位で見てください。同じ部屋に内窓を付けない窓を1枚残すと、そこから熱が逃げ続けて、せっかくの効果が薄まります。
どの部屋から着手するかは、長くいる部屋か、窓が大きいか、いまの窓がアルミと単板ガラスか、結露などの症状が出ているかの重なりで決まります。多くのお宅では、この条件がいちばん重なるのはリビングです。
部屋の順位の決め方、方位による違い、予算別の進め方は、どの窓から内窓を付けるべきかに詳しく書いています。窓より先に手を付けたほうがよい場合もそちらで扱っています。
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動画のBGM:Otologic(CC BY 4.0)
動画内の数値は各自治体・各メーカーの公表値です。時点は動画内に表示しています。



