ホーム › 窓・サッシの不具合ガイド › 窓が重い・開かない・閉まらない
引き違い窓が固くて動かない、途中で引っかかる、最後まで閉まりきらない。この症状のほとんどは、戸車かレールのどちらかが原因です。窓ごと交換しなければならないケースは、実際にはそれほど多くありません。順番に切り分けていきます。
まず3つ確認してください
この3つで原因の半分は絞り込めます
- レールの溝にゴミがたまっていませんか。砂や小石、ペットの毛が固まっていることがよくあります。掃除機とブラシで取り除いてから、もう一度動かしてみてください。これだけで直る例は本当に多いです。
- 窓を持ち上げるように動かすと軽くなりませんか。軽くなるなら、戸車がすり減って窓が沈んでいます。戸車の高さ調整か交換で直ります。
- 閉めたとき、窓と枠のすき間が上下で違いませんか。片側だけすき間が開いているなら、建て付けがずれています。左右の戸車の高さが合っていないか、枠そのものが動いています。
原因と見分け方
| 原因 | こんなときに疑う | 対処 |
|---|---|---|
| レールのゴミ・砂 | ジャリジャリと音がする。ある時期から急に重くなった | 清掃。多くはこれで解決します |
| 戸車の摩耗・割れ | 持ち上げると軽い。窓が下がって見える。ゴロゴロと引きずる音 | 戸車の高さ調整、それで足りなければ戸車の交換 |
| 戸車の高さ調整のずれ | 閉めたときのすき間が上下・左右で不均等 | 調整ネジで左右の高さを合わせる |
| レール自体の変形・摩耗 | 特定の位置でだけ引っかかる。レールの一部が光っている、へこんでいる | レールカバーの取り付け、または窓の交換を検討 |
| 建て付けのずれ(枠の変形) | 家じゅうの窓や建具で同時に起きている。ドアも閉まりにくい | 窓側では直りません。建物側の調査が必要です |
| クレセントの位置ずれ | 動きは軽いが、最後の一押しで止まる。鍵をかけようとすると固い | クレセントと受けの位置を調整します |
自分でできること
レールの清掃
掃除機で砂を吸い、細いブラシと固く絞った布で溝を拭きます。仕上げにシリコン系の潤滑剤を薄く。ここで油性の潤滑スプレーを使うと、かえってホコリを呼んで悪化します。よくある失敗です。
戸車の高さ調整
多くの引き違い窓は、窓の下端の左右にある小さなネジで戸車の高さを変えられます。窓を閉めた状態で上下のすき間を見ながら、少しずつ回して左右を合わせます。一度に回すのは4分の1回転までにしてください。回しすぎると戸車が外れ、窓が落ちます。
やってはいけないこと
無理にこじ開ける・体重をかけて押す。戸車が割れると症状が一気に悪化し、窓を外さないと直せなくなります。また、掃き出し窓を持ち上げて外そうとするのは危険です。1枚あたりの重量があり、落とすとガラスが割れます。窓の取り外しはご自身では行わないでください。
戸車を交換するとき
戸車はメーカーとシリーズごとに形も寸法も違い、互換性がありません。同じメーカーでも年式が違えば付きません。交換するには、まず今ついている戸車の品番を特定する必要があります。サッシの框(かまち)や下枠に貼られたシール、または戸車そのものに刻印があります。
業者に頼んだほうがよい目安
- 清掃と高さ調整をしても改善しない
- 戸車が割れている、または窓を外さないと交換できない構造になっている
- 掃き出し窓など、重くて自分では動かせない大きさ
- 家じゅうの窓で同時に起きている(建物側の問題の可能性)
- 部品が廃番と言われた
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部品の品番がわかると、話が一気に早くなります。
サッシの部品は、同じメーカーでもシリーズと年式で形が違います。品番さえ特定できれば、廃番かどうか・代替品があるかまでその場で判断できます。当社は網戸・サッシ部材の品番データベースを公開しています。
直せるかどうか、写真を見れば大体わかります。
サッシ歴60年以上・自社職人のサッシ専門店です。症状のお写真をお送りいただければ、部品交換で済むのか、窓ごとの交換が要るのかをお伝えします。現地調査・お見積もりは無料、訪問後の追客営業は行っておりません。