3〜4月は進学・転勤による引っ越しが集中するシーズンです。退去時に気になるのが原状回復費用ですが、意外と見落とされがちなのが「窓・網戸」まわりです。この記事では、国土交通省のガイドラインをもとに、窓や網戸の傷みが自己負担になるケースとならないケースを整理します。
この記事の上位ガイド
原状回復の基本的な考え方
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年劣化や通常の使用による損耗は貸主負担、入居者の故意・過失や善管注意義務違反による損傷は借主負担とされる考え方が示されています。窓・網戸についてもこの基本原則に沿って判断されます。
| 状態 | 負担の考え方の目安 |
|---|---|
| 網戸の経年による変色・自然な劣化 | 貸主負担になりやすい |
| 網戸の破れ(故意・過失によるもの) | 借主負担になりやすい |
| 窓ガラスの自然なくもり・経年劣化 | 貸主負担になりやすい |
| 窓ガラスのひび・破損(ぶつけた等) | 借主負担になりやすい |
退去前にチェックしておきたいポイント
トラブルを避けるためには、入居時と退去時で窓・網戸の状態を写真に残しておくことが有効です。特にペットを飼っている場合や小さなお子様がいる家庭では、網戸の破れやサッシまわりの傷が発生しやすいため、気になる箇所は早めに管理会社へ相談しておくと退去時の交渉がスムーズになります。
網戸の張り替えは自分でもできる
破れが軽微な場合、退去前に自分で網戸の張り替えを行うことで、原状回復費用を抑えられる可能性があります。ただし枠が歪んでいる場合やサイズが特殊な場合は、無理に自分で行わず専門店に相談したほうが確実です。
次の住まいの窓環境も忘れずに確認を
新生活で新しい住まいに移る際は、窓の断熱性や防音性、網戸の状態も入居前にチェックしておくと、入居後の「こんなはずでは」を減らせます。持ち家であれば、古い窓の断熱・防音性能が気になる場合に内窓工事などのリフォームを検討するのも一つの方法です。
まとめ
賃貸物件の窓・網戸の原状回復は、経年劣化か故意・過失かによって負担の考え方が変わります。引っ越しシーズン前に契約内容とガイドラインを確認し、入居時・退去時の状態を記録しておくことがトラブル防止につながります。
あわせて読みたい





