シャープ株式会社は、統合AIサービス「NIAH(ニア)」に対応するプラズマクラスター加湿空気清浄機「KI-WX100」「KI-WX75」を、2026年9月10日に発売します。室内の空気は目に見えにくいため、運転状況や清浄効果を音声と「AIモニター」で伝えることが今回の大きな特徴です。
この記事では、2機種の違い、NIAHでできること、空気清浄・加湿性能、ペットのいる家庭への配慮、購入前の確認事項を整理します。
NIAHが空気ケアを1日3回音声で案内
NIAHは、花粉、ニオイ、ペットの飼育状況など、アプリで登録した暮らしの関心ごとに加え、空気清浄機の運転状況や利用者との対話内容をもとに情報を提示するAIサービスです。対象機では、空気ケアのポイントやその日の運転結果を1日3回、本体から音声で知らせます。
従来のスマート家電は遠隔操作が中心でしたが、本機は「なぜ運転しているか」「どの程度働いたか」を利用者へ伝える方向へ進んでいます。表示や音声が生活の負担にならないかも含め、ショールームや販売店で確認するとよいでしょう。
AI AUTOとAIモニターで粒子を管理
「AI AUTO」モードは、室内の粒子数に応じて11段階で風量を制御し、クリーンルーム規格Class8レベルの空気環境を目指して運転します。ただし、これは密閉試験空間での結果であり、実際の住宅で同じ状態を保証するものではありません。
前面のAIモニターは、室内の空気1リットル当たりに含まれる1マイクロメートル相当の粒子数と、過去30分間の変化を表示します。掃除、調理、帰宅などで粒子が増えたタイミングを把握しやすく、運転効果を視覚的に確認できます。
nanoHDフィルターと加湿内部洗浄
nanoHDフィルターは0.003マイクロメートルの微小粒子を1回の通過で99.9%以上捕集するとされています。これはフィルター単体の除去性能で、部屋全体への効果とは異なるため、部屋の広さや設置位置も合わせて検討が必要です。
加湿トレーにクエン酸と水を入れて操作すると、加湿フィルターを回転させて洗浄する「加湿内部洗浄」も搭載しています。加湿機能は水を扱うため、自動洗浄の有無だけでなく、給水タンクやトレーの日常清掃が続けやすいかを確認しましょう。
KI-WX100とKI-WX75の主な違い
| 項目 | KI-WX100 | KI-WX75 |
|---|---|---|
| 最大風量 | 10立方メートル/分 | 7.5立方メートル/分 |
| 空気清浄適用床面積 | ~28畳 | ~22畳 |
| 最大加湿量 | 1,100mL/h | 900mL/h |
| 水タンク容量 | 約4.3L | 約3.2L |
| 本体寸法 | 幅427×奥行305×高さ700mm | 幅395×奥行265×高さ650mm |
広いリビングや加湿量を重視する場合はWX100、省スペース性を優先する場合はWX75が比較候補です。空気清浄機の適用床面積は最大値だけでなく、清浄にかかる時間や運転音も確認してください。
ペットのいる家庭とネット接続の注意点
両機はプラズマクラスターNEXTを搭載し、試験空間で浮遊する犬・猫由来アレル物質の作用抑制を確認しています。また、電源コードに苦み成分を配合し、ペットの噛みつきなどのいたずらを抑える工夫があります。
NIAHの利用にはインターネット環境、最新版のCOCORO HOME、対象機器の登録、COCORO MEMBERS会員登録が必要です。基本利用は無料ですが、一部機能には月額制の有料プランがあります。
空気清浄機を含む設備選定については、空調・住設機器を含む法人向け取扱商品のご案内もご確認ください。
まとめ
KI-WX100・WX75は、清浄性能だけでなく、AIによる説明と効果の見える化を強化した加湿空気清浄機です。部屋の広さ、必要な加湿量、清掃のしやすさ、ネット接続条件を比較して選びましょう。
出典:シャープ株式会社、2026年9月1日発表「プラズマクラスター加湿空気清浄機2機種を発売」
シャープ公式ニュースリリース