離れて暮らす家族を見守る方法として、カメラやウェアラブル端末ではなく、家庭内の電気使用データを活用する選択肢が登場しました。エナジーゲートウェイとダスキンは2026年9月15日、東京都内を対象に「電気で見守りサービス」の提供を開始しています。
分電盤に専用センサーを設置し、家電ごとの使用状況を推定して家族向けアプリ「ienowa」へ通知する仕組みです。本人に新しい端末の操作を求めにくい点は、高齢者世帯の見守りを考えるうえで大きな特徴です。
電気で見守る仕組み
専用センサーが住宅全体の電力使用を計測し、照明、冷蔵庫、テレビ、洗濯機などの稼働傾向を推定します。カメラで室内を撮影したり、会話を録音したりする方式ではないため、プライバシーへの配慮と日常生活へのなじみやすさが期待されます。
- 24時間以上、対象家電の使用が確認できない場合の通知
- 暑さ指数が28℃を超え、エアコン利用が確認できない場合の通知
- アプリから生活リズムや電力使用傾向を確認
- ダスキンによる定期訪問サービスとの組み合わせ
料金と契約前に確認したい点
公表資料では、最初の3年間は月額3,960円、4年目以降は月額1,705円とされています。3年以内に解約する場合は、センサー・設置工事費の未払い分が必要となる場合があります。また、住宅内の通信環境によってはWi-Fi機器などの追加費用が生じる可能性があります。
見守り通知は生活変化に気づくきっかけになりますが、医療上の診断や事故防止を保証するものではありません。緊急連絡先、訪問支援、地域サービスと併用する前提で検討することが重要です。
住宅設備として導入するときの視点
新築やリフォーム時に導入する場合は、分電盤周辺の設置スペース、通信環境、家族のスマートフォン利用状況まで確認しておくとスムーズです。見守り機器に限らず、宅配ボックス、防犯設備、スマートロックなどをまとめて検討する場合は、新築オプション工事の総合案内も参考になります。
まとめ
電力データを使う見守りは、生活を大きく変えずに家族の安心につなげられる可能性があります。一方で、通知条件や料金、通信環境、緊急時の対応範囲は契約前に必ず確認しましょう。
出典:エナジーゲートウェイ株式会社・株式会社ダスキン(2026年9月15日)「電気の使い方で家族を見守る新サービス」
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