賃貸にお住まいでも、窓の寒さや結露に手を打つことはできます。ただ、持ち家と同じ感覚でやると、退去のときに費用が発生したり、窓そのものを傷めたりすることがあります。
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判断の物差しは「元に戻せるか」
賃貸の窓で何ができるかは、原状回復できるかどうかで考えると迷いません。退去のときに、住み始めた状態へ戻せるものは使ってよく、戻せないものは避ける。それだけです。
たとえば、水だけで貼るタイプの断熱シートは、はがせば跡が残りにくいので使いやすい部類です。反対に、強い粘着の両面テープをサッシ枠に直接貼ると、はがすときに塗装が一緒に剥がれて、原状回復の費用がかかることがあります。
シートを貼るなら、ガラスの端まで全体を覆うのが原則です。中央だけに貼ると、シートのない周りに結露が集中します。
元に戻せても、やってはいけないこと
「元に戻せるか」だけでは判断できないものもあります。窓そのものを傷めるものです。
- 網入りガラスに、断熱シートや遮熱フィルムを貼る……局所的な温度差で、熱割れを起こしやすくなります
- 結露をそのまま放置する……サッシの溝やパッキンにカビが出て、退去時に指摘されます
- 開放型の石油・ガスストーブを使う……燃焼で大量の水蒸気が出て、結露が一気に増えます
網入りガラスかどうかは、ガラスの中に細い金属の網が見えるかで分かります。分からないときは、貼る前に管理会社へ確認してください。
いちばん確実なのは、オーナーに相談することです
寒さや結露を根本から減らすなら、内窓がいちばん確実です。ただし賃貸では、ご自身の判断では付けられません。オーナーや管理会社の許可が前提になります。
相談するときは、「寒いので何とかしてほしい」より、「結露でカビが出て、窓まわりが傷みそうです」と、建物側の困りごととして伝えるほうが話が進みやすくなります。内窓は既存の窓を傷めず、建物の価値を守る工事でもあるからです。
賃貸住宅のオーナーが内窓をどう見ているかは、賃貸住宅の内窓設置に関するオーナー調査で紹介しています。
原状回復できる対策の実力の比べ方、やってはいけないことの理由、今日からできる運用の工夫は、賃貸でもできる窓の断熱・結露対策に詳しくまとめています。結露の起き方そのものは窓の結露対策をご覧ください。
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動画のBGM:Otologic(CC BY 4.0)
動画内の数値は各自治体・各メーカーの公表値です。時点は動画内に表示しています。



