マンションにお住まいの方から「窓が寒いのでサッシごと替えたい」というご相談をよくいただきます。残念ながら、個人の判断でサッシを交換することは、原則としてできません。ただし、内窓は選べます。
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サッシは、ご自身の持ち物ではありません
マンションの窓は、サッシの枠とガラスが共用部分に分類されます。お部屋の中にあっても、建物全体の持ち物という扱いです。
理由は3つあります。外から見た建物の外観をそろえる必要があること。サッシ枠がコンクリートの躯体に直接固定されていること。そして建物全体で満たすべき防火や耐風の性能があり、1戸だけ変えると全体の安全が担保できなくなることです。
ただし窓は「専用使用権のある共用部分」とされています。日常の掃除や軽い手入れは住んでいる方が行い、更新や大きな補修は管理組合が行う、という区分けです。
内窓が選べるのは、工事の中身が違うからです
内窓は、既存の窓の内側、つまり室内側に、もう1枚の窓を取り付ける工事です。
- 既存のサッシとガラスには手を付けません。共用部分はそのままです
- 外から見た外観は変わりません。建物の統一感を崩しません
- コンクリートの躯体を削ったり、穴を開けたりしません。室内側の枠に固定します
サッシ交換ができない3つの理由に、どれも当たらない。これが、マンションで内窓が現実的な選択肢になる理由です。
それでも、管理規約の確認は先に
内窓が共用部分に手を入れない工事だとしても、管理組合への届出が必要かどうかは、マンションごとの管理規約によって違います。工事の前に届出を求める規約もあります。
まず管理規約を確認し、必要であれば届出を済ませてから工事に進んでください。工事日が決まってから届出が必要だと分かると、日程が組み直しになります。
サッシ交換ができない理由の詳細、管理組合による一斉交換という道、個人でできる3つの代替案の比較、届出でつまずかないための進め方は、マンションのサッシは交換できる?にまとめています。
マンションで内窓を入れるときの費用や補助金、管理規約の見方はマンションの内窓リフォーム完全ガイドに、工事当日の流れは内窓工事のご案内にあります。
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動画のBGM:Otologic(CC BY 4.0)
動画内の数値は各自治体・各メーカーの公表値です。時点は動画内に表示しています。



