TOTO株式会社は、組み合わせ便器「ピュアレストEX」をフルモデルチェンジし、2026年8月3日に発売しました。従来からの丸みを帯びた楕円形タンクの意匠を受け継ぎながら、給水ホースや電源コードを目立ちにくくする構造、便器側面の段差を減らした形状など、日常の掃除と空間の見え方を改善しています。
戸建てだけでなくマンションリモデルでも検討されるピュアレストEXについて、今回の変更点と、選定時に確認したい排水方式・組み合わせ便座のポイントを整理します。
「ホースすっきり」で便器後方の見た目を改善
新型では、タンク上部に設けた穴へ給水ホースとウォシュレットの電源コードを通す「ホースすっきり」を採用しました。便器後方にホースやコードが露出しにくくなり、見た目を整えるとともに、床や壁際を掃除するときの引っ掛かりを減らします。
トイレは面積が限られるため、数センチの配管やコードでも雑然と見えがちです。設備そのものの機能だけでなく、掃除道具を動かしやすいか、目に入りやすい配線が整理されるかまで確認すると、交換後の満足度を高めやすくなります。
便器側面のカバーを見直し、凹凸を低減
便器側面を覆っていたサイドカバーをなくし、継ぎ目や段差を減らした形状へ変更されています。汚れやホコリがたまりやすい部分が少なくなり、拭き掃除をしやすい構成です。
ただし、壁排水155mmタイプは構造が異なり、サイドカバーがあります。排水位置によって外観や掃除方法が変わるため、既存便器を交換するときは、床排水か壁排水か、壁排水の場合は排水高さが何mmかを事前に確認する必要があります。
水たまり面を約1.4倍に拡大
便器内部の水たまり面は従来品と比べて約1.4倍に拡大され、乾燥した面を少なくすることで、汚れの付着を抑えやすくしています。表面の凹凸を滑らかに仕上げる「セフィオンテクト」と合わせ、毎日の清掃負担を軽減する考え方です。
便器の清掃性は、洗浄水量だけでなく、水たまり面の広さ、表面加工、フチ形状、便器外側の凹凸など複数の要素で決まります。カタログ比較では、一つの機能名だけでなく便器全体の形状を見ることが大切です。
マンション向け壁排水タイプも清掃機能を統一
今回のモデルチェンジでは、壁排水タイプにも「フチなし形状」と「トルネード洗浄」が採用されました。排水方向にかかわらず主要な清掃機能が共通化され、マンションの便器交換でも選択しやすくなっています。
| 確認項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月3日 |
| 外観 | 楕円形タンク、ホース・コードの露出を抑える構造 |
| 便器側面 | 段差・継ぎ目を減らした形状 |
| 便器内部 | 水たまり面を従来比約1.4倍に拡大 |
| 壁排水 | フチなし形状・トルネード洗浄を採用 |
交換前に確認する3つのポイント
1.排水方式と排水位置
床排水と壁排水では適合する便器が異なります。マンションでは壁排水が多いものの、建物や住戸によって条件が異なるため、現地確認が欠かせません。
2.組み合わせる便座
ピュアレストEXは便器・タンク・便座を組み合わせる商品です。温水洗浄、オート開閉、清掃機能など、必要な機能に合わせて便座を選びます。
3.床材や内装の同時施工
既存便器の跡や床材の変色が見つかることがあります。便器交換と同時に床や壁紙を更新するか、見積もり段階で検討しておくと工事がスムーズです。
トイレ交換を含む入居前・入居後の設備工事については、新築オプション工事・住宅設備のご相談をご確認ください。排水条件、希望機能、内装工事の範囲を整理したうえで相談すると、適合確認と費用比較を進めやすくなります。
まとめ
新型ピュアレストEXは、ホース・コードを目立ちにくくする構造、段差を抑えた便器側面、水たまり面の拡大、壁排水タイプの清掃機能強化が主な変更点です。交換時は排水方式、便座機能、内装工事の有無をセットで確認しましょう。
出典:TOTO株式会社、2026年6月3日発表「組み合わせ便器『ピュアレストEX』8月3日(月)発売」
TOTO公式ニュースリリース