国土交通省は2026年8月19日、小学生向けブックレット「巨大地震のサバイバル 住まいの耐震編」と先生用ガイドを、応募のあった小学校へ配布すると発表しました。発送は9月1日から順次開始されます。
子どもが学校で学んだ内容を家庭へ持ち帰り、住まいの耐震性について家族で話し合うきっかけをつくる取り組みです。
配布される教材の内容
漫画と解説で地震・耐震化を学ぶ
ブックレットは「科学漫画サバイバル」と連携し、地震が起こる仕組み、発生時の対応、住宅耐震化の必要性を漫画と解説で学べる構成です。昨年度は10万部が配布されました。
家の状態を確認するワークシート
「住まいの耐震調査員になろう!」というワークシートを使い、実際の住まいの耐震性を簡易に確認します。専門診断に代わるものではありませんが、建築年や家の状態を家族で確認する入口になります。
授業を支える先生用ガイド
今年度は、授業で活用する際の指導上の留意点、目標設定、授業展開例をまとめたA4判8ページの先生用ガイドも用意されます。
配布対象と申込方法
- 応募は小学校単位
- 2026年9月1日から順次発送
- ブックレットはB6判36ページ
- 2026年10月26日までに応募した小学校向けに配布予定
申込条件や予定数は変更される可能性があるため、希望する学校は国土交通省の特設サイトで最新情報を確認してください。
家庭で確認したいこと
教材をきっかけに、住宅の建築年、耐震診断・改修履歴、家具の固定、避難経路、家族の連絡方法を確認すると実践的です。建物の安全性に不安がある場合は、簡易チェックだけで判断せず自治体や建築士へ相談してください。
国による原因分析の動きについては、令和8年熊本地震の建築物構造被害分析委員会もあわせてご覧ください。
SYAAの見方
耐震化は工事を勧めるだけでは進みにくく、「自宅の状態を知る」「家族で話す」「専門家へ相談する」という段階をつくることが重要です。住宅会社やリフォーム会社にも、恐怖をあおらず、公的資料と個別診断を分けて説明する姿勢が求められます。
出典
国土交通省、2026年8月19日発表「小学校の防災学習から家庭や地域に広げる住まいの耐震化!」:公式報道発表