侵入されやすい窓には、はっきりした共通点があります。大きさでも、鍵の種類でもありません。人目につかないことです。
見えない窓ほど、時間をかけられます
窓の防犯は、結局のところ時間の勝負です。そして時間をかけられるかどうかを決めているのは、人目です。
道路に面した掃き出し窓は、割れば音がしますし、作業している姿が見えます。反対に、浴室、トイレ、勝手口、庭側の小窓は、隣家の壁や塀、植栽で外から見えません。見えない場所では、静かに、何分でもかけられます。
大きな掃き出し窓ばかりを気にして、小窓が無防備のままという家は少なくありません。実際には、小さい窓でも人が通れる大きさであれば入口になります。
自分の家の死角の見つけ方
難しい調査は要りません。日中、家のまわりを一周してみてください。そのとき見るのは窓ではなく、その窓の前に立ったとき、自分が誰から見えるかです。
道路からも、隣家の窓からも見えない位置にある窓。塀や物置、エアコンの室外機、カーポートの陰になっている窓。足がかりになるものが近くにある窓。この条件が重なるほど、優先度が上がります。
足がかりは、費用をかけずに減らせます。物置、脚立、ポリタンク、室外機のカバー、大きなプランター。窓の下に置いているものが、そのまま2階への踏み台になっていることがあります。1階の窓だけ固めて、2階のベランダ側が無防備というのは、この経路で成立します。置き場所を変えるだけで消える弱点は、先に消してしまうほうが得です。
死角になっている小窓に効くのは面格子です。物理的に通り抜けられなくなるうえ、外から見て「ここは面倒だ」と分かります。見えない場所ほど、この「選ばれない」効果が働きます。
面格子の種類と、通風・目隠しとの兼ね合いは面格子の選び方と種類にまとめています。取り付けられる窓・取り付けられない窓の条件もそちらです。当店のオンラインストアでも面格子を扱っており、サイズと価格はそちらでご確認いただけます。
ただし、死角にある窓が無締りであれば、面格子より先にやることがあります。浴室やトイレの小窓は、換気のために開けたまま忘れやすい場所です。どの手口にどの対策が効くのかは、窓の防犯対策5つの方法を比較で整理しています。
動画のBGM:Otologic(CC BY 4.0)
動画内の数値は各自治体・各メーカーの公表値です。時点は動画内に表示しています。



