持ち家の戸建てにお住まいの、全国300人への調査結果です。窓の防犯について、数字が2つの方向を向いています。
不安は45.3%。でも、買うときには見ていない
空き巣や不審者への不安を感じたことがある人は、45.3パーセント。半分近くの方が、実際に不安を持ったことがあると答えています。
一方で、家を買うとき・建てるときに防犯性能を重視しなかったという回答は、合わせて6割を超えました。
この2つは矛盾していません。順番の問題です。家を選ぶ段階では、間取り・価格・立地・断熱が先に来ます。防犯は、住み始めて、近所で事件があって、はじめて具体的になります。つまり多くの家は、不安を感じる前に建っています。
ここから出てくる結論は単純です。あとから足すしかありません。そして窓は、あとから足せる部位です。
1か所だけ固めても、弱いところから入られます
いま実際に取り入れている対策の1位は、シャッター・雨戸で29.3パーセントでした。
ただし戸建ては、玄関だけでなく、掃き出し窓、腰高窓、勝手口、庭側と、入口になり得る場所が多いのが特徴です。マンションのように共用部で守られている前提が使えません。
そのため、1か所を強くしても、手を付けていない窓が残っていれば、そこが入口になります。費用をかける順番は「強いものを1か所」ではなく「弱い窓を減らす」で考えたほうが、同じ予算でも効きます。
これから建てる方・買う方であれば、話は早くなります。あとから足すより、最初から入っているほうが安く済みます。窓の防犯は、サッシやガラスの仕様と一体なので、設計の段階であれば選択肢が広く、工事費も別途かかりません。調査ページには新築時に確認しておきたい防犯設備もまとめてあります。
すでにお住まいの場合は、全部を一度にやる必要はありません。弱い窓から順に、1枚ずつ手間を足していく形で構いません。優先順位の付け方が、そのまま費用対効果になります。
調査の内訳と設問は戸建て住宅の防犯に関する調査に掲載しています。
では、どの窓から手を付けるのか。どの対策がどの手口に効いて、どれには効かないのか。窓の防犯対策5つの方法を比較に、目的別・予算別の組み合わせ方まで整理してあります。賃貸住宅・分譲マンションでできる範囲についても、そちらに書いています(分譲マンションの場合、窓は共用部にあたることが多く、できることの範囲は管理規約によって異なります)。
動画のBGM:Otologic(CC BY 4.0)
動画内の数値は各自治体・各メーカーの公表値です。時点は動画内に表示しています。



