ホーム › 窓・サッシの不具合ガイド › 窓(ガラス戸)がレールから外れた・落ちた

窓のガラス戸(サッシでは「障子(しょうじ)」と呼びます)が下のレールから外れて、斜めに傾いてしまった。閉まらない、鍵がかからない。まず窓から手を離し、外れた戸を無理に持ち上げたり、押して閉めたりしないでください。自分で戻せるのは、ガラスの割れや窓枠のぐらつき、部品の傷みなどがなく、お宅の窓の説明書かラベルで外れ止めのかけ方が分かるときだけです。迷ったら、触る前に写真を送ってください。

急ぐ方は、外れた窓の写真をLINEで送って、戻せるかを聞くところへ進めます。

外れた・傾いた窓に、まずやること

まず、この3つをしてください

  1. 外れた戸から手を離し、窓の前から少し下がります。戸が傾いてきたときに、体や足が下にないようにするためです。
  2. ガラスに割れやひびがないかを、離れたところから見ます。割れていたら触らずに、窓ガラスが割れたときの応急処置を先に読むようにしてください。
  3. 外れた戸と窓のまわりを、離れたところから写真に撮っておきます。あとで相談するときに、そのまま使えます。

やってはいけないこと

1人で持ち上げて戻そうとしないでください。ガラス戸は見た目より重く、LIXILの内窓「インプラス」の説明書では、障子は大きいもので1枚あたり約60kgになるとして、外し・建込み(はめ込み)は対応する人数で行うよう注意しています。

傾いた戸に寄りかかったり、押して閉めようとしたりしないでください。障子に寄りかかると、障子が外れたりガラスが割れたりして、事故やケガにつながるおそれがある、とLIXILは案内しています。

割れたガラスや、ひびの入ったガラスには触れないでください。

閉まらない、鍵がかからないという状態も、そのまま写真と一緒にお知らせください。

自分で戻せるか、頼むかの見分け方

先にお伝えしておくと、メーカーの資料には「この大きさの窓なら自分で戻せる」「何階の窓なら頼む」という線は書かれていません。書かれているのは、お手入れのために障子を外して、また取付けるときの手順と注意、そして「この場合は相談してください」という場合です。下の表は、それを並べたものです。

こんなときどうするか
ガラスに割れやひびがある触らずに相談してください。YKK APは、窓ガラスが割れたときは、建築会社・施工店・販売店などに相談するよう案内しています。ガラスだけでなく、枠を含めた障子ごとの交換が要ることもある、としています。
窓枠がぐらつく、下がっている窓を使うのをやめて相談してください。LIXILは「インプラス」の説明書で、窓枠がぐらつく・下がるときは窓の使用をやめ、鍵をかけたうえで、施工店や販売店、LIXIL修理受付センターに連絡するよう書いています。
戸車やレールにキズ・すり減り・へこみがある。部品が割れている部品の傷みです。YKK APは、戸車のキズやすり減り、レールのキズや変形、振れ止めなどの部品の破損は、建築会社や販売店、修理受付窓口に相談するよう案内しています。
地震のあとに外れた建物のゆがみが関わっていることがあります。YKK APは、地震のあとの不具合は、まず建てた会社や施工店、管理会社に相談するよう案内しています。
戸が重い、背が高い・幅が広い戸で、人手がそろわない人数がそろうまで戻さないでください。LIXILは、外し・建込みは対応する人数で行うよう注意しています。
外側からでないと戻せない窓。外から手が届かない戻そうとしないでください。LIXILの説明書には、室内側からは障子を外せず、外側から外す、と書かれている窓もあります。
上のどれにも当たらない。お宅の窓の説明書か、窓に貼られたラベルで、外れ止めのかけ方が分かるメーカーの説明書の手順で戻せることがあります。手順は下の「戻せる窓の、はめ方の順番」に書きました。手順が分からないときは、戻さずに写真でご相談ください。

右の列は、LIXILの取扱い説明書と、YKK APのよくある質問に書かれていることです。どの資料かは、ページの下に並べています。自分で戻せるか迷ったときは、触る前に写真を送ってください。外れた窓の写真をLINEで送って、戻せるかを聞く外れた窓の写真をLINEで送って、戻せるかを聞く(QRコード)。

外れた原因は、下の戸車か上の外れ止め

引違い窓のガラス戸は、下についている戸車(とぐるま。小さな車輪の部品です)でレールの上を動いています。戸の上のほうには「外れ止め」という部品がついていて、ねじをゆるめて上げ下げします。LIXILの説明書では、障子を外すときは、まず外れ止めのねじをゆるめて動かし、それから障子を持ち上げて、下の枠から引き抜く、という順番になっています。外れ止めが正しくかかっていないと、障子が窓枠から外れて落下するおそれがある、とも書かれています。

メーカーの資料から言える、外れる原因の候補は次のとおりです。

  • 外れ止めが上がっていない。お手入れなどで障子を外したあと、また取付けたときは、外れ止めをかけるよう、LIXILは注意しています。
  • 戸と上の枠の「掛かり」(重なっている深さ)が足りない。LIXILは「インプラス」の説明書で、障子をはめたあとは建付け(戸車の高さ)を調整して、障子と上の枠のレールの掛かりを7mm以上とるよう書いています。掛かりがとれないときは、販売店か修理受付センターに連絡するよう案内しています。
  • 戸車にキズやすり減りがある。YKK APは、この場合は調整ではなく相談するよう案内しています。
  • 窓枠が下がっている、建物がゆがんでいる。地震のあとは、部品の交換や建付けの調整をしても完全には直らないことがある、とYKK APは案内しています。

YKK APのよくある質問には、戸車やクレセントと並んで「振れ止め」という部品の名前も出てきます。メーカーや窓によって、部品の名前も形も違います。どれが原因かは、外れた戸と窓枠を見てみないと分かりません。網戸が外れたときは、網戸の外れ止めの直し方のページのほうが合っています。

戻せる窓の、はめ方の順番

引違い窓の上の端。ガラス戸の上の框が上枠の溝に入り、框の端に小さな樹脂の外れ止めが付いている
ガラス戸の上の端と、上枠の溝・外れ止めの部品です(イメージ)。

ここに書くのは、メーカーの説明書にある「お手入れで外した障子を戻すとき」の順番です。窓の商品ごとに違うので、お宅の窓の説明書か、窓の枠や戸に貼られたラベルを先に見てください。手順が分からないときは、ここで止めて写真でご相談ください。

LIXIL「インプラス」(内窓)の説明書

外すときは、外れ止めの2本のねじをゆるめて端に動かし、内側の障子から「持ち上げて、下の枠から引き抜く」順番で外します。戻すときは、その逆の手順です。戻したら外れ止めを元の位置に戻して固定します。そのとき片方のねじは締めすぎないように(部品が外れることがある)、と書かれています。

はめたあとは、障子と上の枠のレールの掛かりが7mm以上あるかを、窓の幅の中央あたりで確かめるよう書かれています。掛かりがとれないときは、そのまま使わずに連絡してください。LIXILは、建付けの調整で掛かりがとれないときは、販売店かLIXIL修理受付センターに連絡するよう案内しています。

LIXIL「引違い窓(フラットタイプ)」の説明書

お手入れなどで障子を外したあと、また取付けたときは、窓に貼られた表示ラベルに従って外れ止めをかけるよう、注意書きがあります。4枚建ての窓では、内側の障子を入れる前に外れ止めをかける、という順番も書かれています。施工する人向けの取付説明書には、外れ止めはプラスドライバーでねじをゆるめて上げ、調整したあとはねじをしっかり締める、とあります。

YKK APの窓

このページを書くときに見たYKK APのよくある質問の範囲では、外れたガラス戸を戻す手順は見つかりませんでした。YKK APの窓で手順が分からないときは、戻さずにご相談ください。なお、YKK APは、窓を調整するときは電動ドライバーを使わないよう案内しています。商品の不具合や破損の原因になるためです。

不利なこともお伝えしておきます。同じLIXILの「引違い窓(フラットタイプ)」の説明書には、製品の設置や修理は専門業者に依頼するよう書かれています。お手入れで外して戻すことと、外れてしまった窓を直すことは、同じとは限りません。

戻したあとに確かめること

戻したら、この4つを見てください

  • 外れ止めを上げて、ねじを締めましたか。
  • 戸が軽く動き、途中で引っかかりませんか。重い・引っかかるときは、窓が重い・開かないときの見分け方を確かめる。
  • 閉めたとき、2枚の戸が重なるところで、すき間が片側だけ開いていませんか。施錠してもガタつく・すき間があるときは、クレセントの位置や部品の傷みが考えられる、とYKK APは案内しています。
  • 鍵(クレセント)がかかりますか。かからないときは、鍵がかからないときの原因と対処へ進む。

どれか1つでもおかしいときは、使い続けないでください。LIXILは、使う前に点検して異常があれば操作をやめ、工務店や販売店、お客さま相談センターに問い合わせるよう書いています。

頼むときは、写真で確かめます

写真を見て、戻せそうか、戸車や外れ止めなどの部品の交換が要りそうか、伺って見たほうがよいかをお伝えします。次の写真があると、話が早くなります。

  • 1枚目:窓の全体。窓枠の四辺と床まで、外れた戸が入るように
  • 2枚目:外れた戸の下の角。戸車とレールのところ
  • 3枚目:分かれば、窓の名前が書かれたシールやラベル。戸や枠の角に貼られていることがあります

LIXILは、修理を頼むときは商品名・品番、購入日や入居日、故障の内容を伝えるよう案内しています。分かる範囲で添えてください。窓を付けた会社やマンションの管理会社が分かっていれば、そちらにも確かめてください。

部品の品番が分かっている方は、品番検索で部品を調べることもできます。部品が廃番と言われたときは、代わりの部品の探し方から始めてください。戸車の交換の流れは、サッシの部品交換をどこまで自分でできるかの記事にあります。

外れた窓の写真で、戻せそうかをお伝えします。
サッシ歴60年以上・自社職人のサッシ専門店です。窓全体と、外れた戸の下の角の写真をお送りください。窓の名前が分からない場合も、そのまま写真をお送りください。写真でのご相談は無料です。訪問後の追客営業は行っておりません。LINEが開いたら、そのまま「送信」を押してから、写真を送ってください。

このページで見たメーカーの資料

手順と注意は、次のメーカーの公開資料から、ガラス戸が外れたときに関わるところだけを取り出したものです。製品の決まりは、メーカーの資料が正です。

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