ホーム › 窓・サッシの不具合ガイド › 窓の鍵(クレセント)が開かない・戻らない

閉めて掛けた窓の鍵(クレセント)が、固くて戻らない。レバーが動かず、窓を開けられない。クレセントは、2枚のガラス戸が重なるところの部屋側に付いている、半月の形をしたレバーの金具です。まず、力を入れて回すのをやめてください。力で回すと、レバーの付け根や中の部品が割れることがあります。
先にお答えします。お困りの症状はどれですか
- 鍵が掛かったまま回らない・戻らない。窓を開けられない:このページです。
- 鍵がかからない、回しても手応えがない:鍵がかからないときの原因と直し方へ進む。
- 鍵は開くのに、窓そのものが重くて動かない:窓が重いときの見分け方へ進む。
- 部屋の内側に付けた内窓(二重窓)の鍵:内窓の戸車と鍵の調整へ進む。
窓を開けられないと、換気ができず、掃き出し窓なら外にも出られません。急ぐ方は、お電話 0120-1910-13(平日 朝9時〜夕方18時)か、鍵の写真をLINEで送るところへ進めます。
回らないのはレバーか、窓か。最初に確かめること

手を止めたまま、この3つを見てください
- レバーがまったく動かないのか、少しは動いて途中で止まるのか。止まり方で、原因の見当がつきます。
- レバーは戻ったのに、窓が動かないのではないか。窓の上や下に補助錠を付けていれば、それが掛かっていないかも見てください。鍵が開いていて窓だけが動かないときは、窓の側の問題です。
- 家の中のほかの窓でも、同じことが起きていないか。何か所も同時なら、建物のゆがみが関わっていることがあります。
鍵が戻らない窓のほかに、換気や出入りに使える窓があるかも確かめておいてください。ほかに使える窓があれば、急いで力をかけずに済みます。
賃貸の部屋や、管理会社のあるマンションの窓なら、触る前に管理会社か大家さんに伝えてください。理由は、下の「賃貸・マンション」の節に書きました。
掛かった鍵に、してはいけないこと

やってはいけないこと
- レバーを力任せに回したり、道具でたたいたりしない。レバーや台座が割れると、部品の交換になります。
- 原因が分からないうちに油をささない。中のグリスが固まったのでなければ、油では直りません。油性のスプレーは、ほこりを呼んで動きを悪くすることがあります。
- 窓ガラスをたたいたり、窓を揺すったりしない。ガラスが割れたり、戸がレールから外れたりすることがあります。
- 電動ドライバーを使わない。YKK APは、窓を調整するときは電動ドライバーを使わないよう案内しています。商品の不具合や破損の原因になるためです。
掛かったまま戻らなくなる原因

クレセントは、レバーの先を向かいの受け金具に引っかけて、2枚の戸を引き寄せています。この引っかかりが強くなりすぎると、レバーが戻らなくなります。下の表は、当社が窓の仕組みから考えた原因の候補です。メーカーの資料で確かめたものは、表の下に分けて書きました。
| 原因の候補 | こんなときに疑う |
|---|---|
| 受け金具に深く食い込んでいる | 窓を強く閉めたあとから固い。窓を閉まる向きに押すと、少し軽くなる |
| 窓が傾いている | 2枚の戸が重なるところで、上と下のすき間の幅が違う。前から開け閉めが重かった |
| 中のグリスが固まった | 長いあいだ、その窓の鍵を動かしていなかった。少しずつ重くなってきた |
| 部品が壊れている | レバーがぐらつく。途中で何かに当たって止まる。受け金具が曲がって見える |
原因は1つとは限りません。窓が傾いて食い込みが強くなったところに、グリスの固まりが重なることもあります。表の右の列は見分けの手がかりで、決め手ではありません。

YKK APは、クレセントがかかりにくい原因として、クレセント本体と受けの位置のずれや、取付ねじのゆるみを挙げています。戸車の高さが合っていないことも、原因の一つに入っています。クレセント本体が動かない、受けが曲がった、というときの相談先として、YKK APが挙げているのは次のところです。
- 窓を付けた建築会社・施工店・工務店
- 管理会社・販売店
- YKK APの修理受付窓口
力をかけずに鍵を戻す順番

ここに書く順番は、メーカーの説明書の手順ではありません。食い込みや窓の傾きが原因のときに、当社が窓の仕組みから考えた試し方です。
- 窓を、閉まる向き(2枚の戸が重なる側)へ、手のひらで軽く押しつけます。レバーの先と受け金具の当たりがゆるみます。
- 押したまま、もう片方の手でレバーをゆっくり戻します。
- 戻らなければ、押す場所を変えます。クレセントの近く、戸の上のほう、下のほうと、押す場所で軽くなることがあります。
- それでも動かなければ、そこで止めてください。力を足すと、部品が割れることがあります。
戻ったあとも、固いまま使い続けないでください。受け金具の位置がずれていることがあり、位置を合わせると軽くなります。受け金具の合わせ方は、鍵がかからないときのページの「自分でできること」で確かめることができます。何度も同じことが起きるときは、窓の傾きか部品の傷みを疑ってください。
直るまでは、その窓の鍵を掛けずにおく方法もあります。ただ、クレセントを掛けないと窓は戸締りができません。戸締りが要る窓なら、補助錠などで別に戸締りをしてください。
賃貸・マンションなら、触る前に連絡を

まず管理会社か大家さんに伝えて、どうするかを確かめてください。
賃貸の部屋の窓は、ふつう大家さんの持ち物です。分譲のマンションでも、窓やサッシは共用の部分として扱われることがあります。勝手に部品を替えると、あとで話がこじれることがあります。修理を誰が手配するか、費用を誰が持つかは、賃貸の契約や管理規約で決まっています。
YKK APも、相談先の一つに管理会社を挙げています。
部品が要るときの写真の撮り方

レバーや台座が割れた、受け金具が曲がった、というときは部品の交換になります。
クレセントは、ねじ穴の間隔や爪の高さが合わないと付かない部品です。合うものを探すには、クレセントを部屋側から撮った写真と、窓全体の写真があると早くなります。クレセントの裏側の写真もあれば手がかりが増えますが、外し方が分からないときは外さずに撮ってください。
部品の品番が分かっている方は、品番検索で部品を調べることもできます。交換のときに合わせる寸法は、鍵がかからないときのページの「クレセントを交換するとき」にあります。部品が廃番と言われたときは、代わりの部品の探し方から始めてください。
直らないとき・頼むときの目安

次のどれかに当たるときは、写真でご相談ください。
- 押しながらでも、レバーが戻らない
- レバーや台座が割れた、受け金具が曲がった
- 戻っても、すぐにまた固くなる
- 家じゅうの窓で同じことが起きている
写真は、次の順に撮っていただくと話が早くなります。
- 1枚目:クレセント。鍵が掛かった状態で、部屋側から近づいて
- 2枚目:窓全体。窓枠の四辺と窓台が入るように、正面から
- 3枚目:外せる方だけ、クレセントの裏側
鍵の写真で、自分で戻せそうか、部品が要るかをお返事します。
サッシ歴60年以上・自社職人のサッシ専門店です。写真でのご相談は無料です。訪問後の追客営業は行っておりません。LINEが開いたら、そのまま「送信」を押してから、写真を送ってください。
お電話は平日 朝9時〜夕方18時です。





