配管カバーがなく、白い壁にすっきり取り付けられた白いエアコンの室内機。
写真はイメージです

エアコンの買い替えを頼んだお店で「隠蔽配管なので、うちでは工事できません」と言われた。このページは、そういう方に向けて書いています。断られたからといって、交換できないと決まったわけではありません。どこを見れば交換できるかが分かるのか、順番に書きます。

先にお答えします

  • 隠蔽配管でも、エアコンを交換できることは多くあります。今の配管をそのまま使えれば、壁や天井をはがす大きな工事にはなりません。メーカーのダイキンも、配管を再利用できる例はたくさんある、と案内しています。
  • ただし、配管の傷みや長さ、新しい機種の大きさによっては、配管を新しくする工事が要り、交換そのものが難しい家もあります。
  • どちらに当たりそうかは、室外機と室内機のまわりの写真で、先にある程度分かります。お見積りまでは費用をいただきません。

急ぐ方は、撮ってほしい写真と相談の窓口へ進めます。お電話は 0120-1910-13(平日 朝9時〜夕方18時)です。

隠蔽配管かどうかの見分け方

外壁の低い位置の穴から出た断熱材付きの配管2本が、白い室外機の側面につながっている様子。
配管が外壁を上らず、壁の低い穴から室外機へつながる付け方(写真はイメージです)

隠蔽配管は、エアコンの配管を壁や天井の中に通して、外から見えないようにした付け方です。ふつうの付け方では、室内機の裏から壁の穴を抜けた配管が外壁を伝って、室外機までつながっています。多くは、白や茶色の配管カバーの中に入っています。

見分けるときは、家の外と部屋の中の2か所を見てください。

  • 家の外:室外機から出た配管が、外壁を室内機の高さまで伸びていない。壁の低いところの穴から短く出て、そのまま室外機につながっている。
  • 部屋の中:室内機の横にも下にも配管カバーがなく、室内機だけが壁にすっきり付いている。

ダイキンは、壁に付けるエアコンで、外壁に室内機の位置へ向かって伸びる配管がなければ、隠蔽配管だと考えられると案内しています。天井に埋め込む形のエアコンや、1台の室外機に室内機を何台かつなぐ形(マルチエアコン)も、隠蔽配管の可能性が高い、としています。

家の建て方も手がかりになります。マンションや、設計の段階からエアコンの位置を決めていた家では、隠蔽配管がよく使われています。

下の壁にも天井との間にも配管が見えない、白いエアコンの室内機を下から見たところ。
部屋の中から見ると、室内機のまわりに配管が見えない(写真はイメージです)

室外機の置き場所も見てください。

室内機から離れた家の裏や、別の階のベランダに室外機が置かれている家があります。配管が壁や天井の中を長く通っていることがあり、交換のときに配管の長さを確かめる手がかりになります。

見分けがつかなくても、困ることはありません。室外機のまわりと室内機のまわりを写真に撮っていただければ、こちらで見ます。撮る場所は、このページの最後にまとめました。

量販店で断られることがあるのはなぜか

天井の点検口から見上げた天井裏に、断熱材を巻いた配管2本とドレンホースが通っている様子。
天井の中を通る、断熱材を巻いた配管(写真はイメージです)

断られたのは、お宅のエアコンや家に問題があるから、とは限りません。工事の決まりはお店ごとに違います。ここに書くのは一般によく挙がる理由で、当社が各店に確かめたものではありません。

  • 配管の様子が見えない。壁や天井の中を通っているので、潰れや傷、つなぎ目の状態を外から確かめられません。
  • 工事の大きさが読めない。配管をそのまま使えないと分かると、通し直す工事になります。最初に決めた工事の範囲に収まらないことがあります。
  • 決まった作業の範囲の外になる。買い替えの工事を、決まった作業の範囲(標準工事)で受けるお店は多く、隠蔽配管はその外に置かれやすい工事です。
  • 合う機種を探す手間がかかる。今の配管の長さや高低差、配管の出口の位置に合う機種を、限られた品ぞろえの中から探すことになります。

当社はエアコンを卸している会社で、住宅用は7社の機種を扱っています。

扱っているメーカーはエアコン・空調のページに載せています。今の配管の長さや高低差、室内機の寸法に合う機種を、メーカーをまたいで探せるのが、当社で受けられる理由です。

それでも、合う機種が見つからない家はあります。そのときは、合う機種がないとはっきり申し上げます。

室内機を外したあとの壁の穴から、先を青いテープで塞いだ配管2本とドレンホースが出ている様子。
室内機を外したあと。壁の穴から出た配管の先を養生した状態(写真はイメージです)

断られたときに言われた理由は、できれば書き留めておいてください。「配管が古い」「機種が合わない」「天井を開けることになる」など、理由によって見るところが変わります。写真と一緒に送っていただければ、そこから先に確かめます。

今の配管をそのまま使って交換できる条件

断熱材を少しめくった冷媒の銅管と、真ちゅうのナットのつなぎ目。
配管のつなぎ目(真ちゅうのナット)。ここの傷みも見ます(写真はイメージです)

配管をそのまま使えるかどうかで、工事の大きさが変わります。当社では次のところを見ます。写真で見当はつきますが、最後は現地で配管を見て決めます。

配管をそのまま使えるかを見るところ

  1. 配管が傷んでいないか。潰れや傷がなく、中が汚れていないかを見ます。古い機種で使っていた配管には前の冷媒の油が残っていることがあり、そのまま使うと新しい機種に悪い影響が出ることがあります。洗うか、引き直すことになります。
  2. 配管の太さが新しい機種に合うか。今より能力の大きい機種にすると、太い配管に替える必要が出ることがある、とダイキンは案内しています。
  3. 配管の長さと高低差が、機種の上限に収まるか。隠蔽配管は、あとから短くできません。使える長さと高低差の上限は、機種ごとに決まっています。
  4. 結露の水が流れるか。エアコンの水は、ホースの傾き(勾配)で自然に流れる必要があります。勾配が取れないときは、水をくみ上げるポンプの付いた機種を考えます。
  5. 室内機の大きさが納まるか。配管の出口の位置が決まっているので、本体の寸法が変わると今の場所に納まらないことがあります。
外壁の下で、エアコンのドレンホースの口から水滴が砂利に落ちている様子。
外壁の下で、結露の水のホースから水が落ちるところ(写真はイメージです)

写真を見たあとにお伝えするのは、「今の配管をそのまま使えそう」「配管を新しくしたほうがよさそう」「現地で見ないと分からない」のどれに近いか、です。現地で見ないと分からないときも、どこを確かめたいのかを先にお知らせします。

不利なことも書いておきます。

ダイキンは、今のエアコンに加湿の機能がなく、配管が天井や壁の中を通っている家では、加湿のホースの工事ができないと案内しています。隠蔽配管の家では、選べる機種の幅が狭くなることがあります。

工事の金額が変わるところ

このページに金額は載せていません。同じ隠蔽配管でも、次のところで工事の中身が変わるからです。

見るところ工事の中身がどう変わるか
配管をそのまま使えるか使えれば、配管の工事は少なく済みます。使えなければ、配管を通し直す工事が加わります。
配管の長さと通っている場所配管が長いときや、天井の中で点検口から遠いところを通っているときは、作業が増えます。
電源新しい機種が200Vのときや、エアコン専用の回路がないときは、電気の工事が要ります。
機種の大きさ(能力)能力を上げると、配管の太さや電源が変わることがあります。

追加になりそうな工事は、お見積りのときに内訳として分けてお示しします。

配管を新しくするとき、壁や天井をどうするか

白い天井に付いた、四角い点検口を真下から見たところ。
天井の点検口。ここから天井の中の配管を見ます(写真はイメージです)

今の配管が使えないときは、新しい配管を通します。やり方は家によって違い、どれにするかは現地で見てから決めます。

  • 点検口から通す。天井に点検口があれば、そこから天井の中に入って、配管を通し直せることがあります。点検口がない家では、天井に点検口を新しく設けて、そこから作業することもあります。
  • 壁や天井の一部を開ける。点検口から届かないところは、壁や天井を一部開けて配管を通し、あとで元に戻します。
  • 配管を外に出す。壁の中を通すのをやめて、外壁や部屋の壁に配管カバーで沿わせる付け方に変えます。見た目は変わりますが、壁や天井を開ける工事は少なく済みます。

配管を新しくする工事は、今の配管をそのまま使う工事より日数も費用もかかります。壁や天井を開けたときは、クロスの張り替えなどの内装の手直しも要ります。その手直しをどうするかも、お見積りのときにご相談します。

配管を外に出す付け方に変えるときは、配管カバーの色や通す道筋を、外から見たときの見た目と合わせて決めます。どこを通すかで、窓や雨どいとの取り合いも変わります。

養生シートの上に置かれた、断熱材付きの新しい冷媒配管の束。
通し直しに使う、断熱材の付いた新しい配管(写真はイメージです)

マンションでは、壁や天井の中、外壁に関わる工事に、管理規約の決まりがあることがあります。

工事の前に、管理規約に工事の制限がないかをご確認ください。

これから家を建てる方で、壁の中に配管を通しておきたい場合は、隠蔽配管のエアコンのページで、建てる前に決めておくことを確かめるようにしてください。

交換の流れ:写真で相談してから工事まで

古い室内機を外して床の養生マットに置き、壁から出た配管の先を青いテープで養生した様子。
取り外した後のイメージ(写真はイメージです)

ご相談から工事までは、次の順番で進みます。

  1. 写真で相談:室外機と室内機のまわり、型番のラベルの写真を送っていただきます。今の機種と配管の様子から、配管をそのまま使えそうか、合う機種がありそうかをお伝えします。
  2. 現地で確かめる:写真では分からないところを見に伺います。天井の中の配管の通り方や、点検口があるか、電源の様子などです。
  3. お見積り:工事の内訳と、追加になりそうなところを分けてお示しします。お見積りまでは費用をいただきません。
  4. ご発注と納期のご連絡:機種を決めていただいたら、届く日をお知らせします。
  5. 工事:古い室内機と室外機を外し、配管の状態を確かめてから、新しい機種を付けます。

工事の日は、室内機の下と室外機のまわりに作業の場所が要ります。家具を少し動かしていただくことがあります。古いエアコンは、中の冷媒を回収してから外します。古いエアコンの取り外しと処分は、お見積りの中で別の項目としてお示しします。

配管が見えない形で、白い壁に付いた無地の白いエアコンの室内機。
配管は見えないまま、室内機だけが壁に付いている(写真はイメージです)

写真でお伝えできるのは、見込みまでです。配管の中の傷みや、天井の中の様子は、写真では分かりません。現地で見て、写真のときと答えが変わることもあります。

写真で相談するときに撮ってほしい3か所

白い室外機と、すぐ横の外壁から出ている2本の配管を正面から写した様子。
1枚目の見本。室外機と、外壁から出る配管の出口を1枚に(写真はイメージです)

次の3枚があると、配管をそのまま使えそうか、合う機種がありそうかを先にお伝えできます。

  1. 1枚目:室外機と、外壁から配管が出ているところ。両方が1枚に入るように、少し離れて正面から撮ってください。
  2. 2枚目:室内機のまわり。配管が壁に入っているところが分かるように、室内機の下から少し離れて撮ってください。
  3. 3枚目:室内機の型番のラベル。貼られている場所は機種によって違い、本体の横や、前のパネルを開けた中にあることがあります。文字が読めるくらいまで近づいて撮っていただくと、型番から機種を調べられます。

分かる範囲で、エアコンを付けている階と部屋、戸建てかマンションかも添えてください。

室外機が屋根の上や高い壁に付いていて近づけないときは、無理に登らないでください。

地面やベランダから見える範囲の写真で構いません。足りないところは、現地で伺ったときに見ます。

白いエアコン室内機の右側面に貼られた、型番ラベルの位置を示す白い札。
ラベルが貼られる位置の例。実物には型番が書かれています(写真はイメージです)

写真を見て、交換できそうかと合う機種の候補をお返事します。
関東エリア(1都6県)は工事込みで伺います。埼玉県所沢市を拠点に、埼玉・東京・神奈川・千葉を中心に回っています。それ以外の地域は、製品のみの販売になります。LINEが開いたら、そのまま「送信」を押してから、写真を送ってください。

お電話は平日 朝9時〜夕方18時です。

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