株式会社まどりLABOは2026年9月9日、住宅メーカー向けSaaS「まどりLABO PRO」の正式版提供を開始しました。土地情報と顧客の要望を入力すると、間取り、3Dイメージ、提案書を約3分で生成するとしています。初回相談から具体案を示すまでの時間を短縮し、住宅営業と設計担当者の初動を支援するサービスです。
初期提案を短時間で可視化
注文住宅の初回商談では、敷地条件、家族構成、必要な部屋数、生活動線、予算など多くの情報を整理します。従来は営業担当が要望を聞き取り、設計担当へ依頼し、図面やイメージができるまで待つ流れが一般的でした。まどりLABO PROは、この初期段階の作図と資料作成を自動化し、その場で会話を具体化することを狙っています。
設備・オプション相談への移行が早まる可能性
間取りが早く見えると、窓の大きさや方角、コンセント、収納、カーテンレール、エアコン、防犯設備などの検討も前倒しできます。図面確定後に追加工事を考えるより、生活動線と同時に設備配置を検討した方が、干渉や配線の手戻りを減らしやすくなります。
AI提案で確認すべき点
- 用途地域、斜線制限、道路・隣地条件など法規との整合
- 構造計画、耐震性、柱・壁・梁の成立性
- 採光・換気、断熱、日射遮蔽と窓配置
- 給排水・電気・換気経路と設備スペース
- 概算提案と正式見積の差、仕様変更時の再計算
短時間で生成される案は、顧客との方向性確認には有効ですが、そのまま実施設計になるわけではありません。建築士や各専門担当者による法規・構造・設備の検証が必要です。生成時間の短さより、確認項目と責任範囲が明確かどうかが実務上のポイントになります。
SYAAの視点
住宅営業の速度が上がるほど、設備や建材の提案側にも、図面を読み取って短時間で数量・条件・概算を返す力が求められます。AIで初期案を作り、人が敷地・構造・施工性を検証する役割分担が現実的です。住宅事業者向けの建材・積算支援については、法人向け建材卸売・積算代行サービスをご確認ください。
出典:株式会社まどりLABO、2026年9月9日「住宅メーカー向け『まどりLABO PRO』正式版リリース」