LIXILは、長崎県雲仙市の単身型グループホームで行われる、知的障がい者の自立生活と支援者の負担軽減を両立するスマートホーム実証プロジェクトへ参画しました。
実証では「Life Assist2」を活用し、スマートロック、電動シャッター、温湿度センサー、人感センサーなどを連携します。住宅設備を単品で導入するだけでなく、利用者ごとの特性に合わせて制御する点が特徴です。
実証プロジェクトの概要
- 期間:2026年4月1日~2027年3月31日
- 場所:長崎県雲仙市のサテライト型グループホーム
- 対象:知的障がいのある利用者10名
- Life Assist2導入:10戸のうち5戸
- 検証:生活の変化、支援時間、心理的負担、QOLなど
住宅設備をどう連携するのか
安全・防犯
開閉センサー、スマートロック、電動シャッターを連携し、鍵のかけ忘れリスクを抑え、遠隔から施錠状態を確認できる環境を整えます。
室温と生活リズム
温湿度センサーとスマートリモコンを連動させ、室温に応じたエアコン制御や照明の定時操作を行います。熱中症リスクを抑えながら、生活リズムの維持を支援します。
プライバシーに配慮した見守り
映像カメラではなく人感センサーを使い、在室状態や動きの有無を把握します。利用者の心理的負担を抑えながら、支援者が異変を把握しやすくする設計です。
住宅会社が注目すべき点
スマートホームは「便利な遠隔操作」だけでなく、人手不足や自立支援、熱中症対策、防犯、プライバシーという複数課題をまとめて扱う基盤になりつつあります。
導入時には、停電・通信障害時の動作、管理権限、通知先、誤検知時の対応、機器更新の費用を事前に決めることが欠かせません。設備が増えるほど、誰が運用を担うかが重要になります。
電動シャッターの後付けを検討する場合は、既存住宅でシャッターを電動化する方法と注意点もご確認ください。
出典
株式会社LIXIL、2026年8月19日発表「スマートホームで障がい者の自立と福祉現場の業務負荷低減を支援」:公式ニュースリリース