公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会は、全国の20~65歳の男女5,000名を対象とした「2026年 住宅居住白書」を公開しました。不動産の買い時、持ち家・賃貸、災害、空き家、住宅ローン金利、住まい探しでの生成AI利用など19テーマを調べています。
「買い時」と「見送り」が同時に増加
不動産を「買い時だと思う」と答えた割合は21.6%で、前年より0.8ポイント上昇しました。一方、「買い時だと思わない」は37.7%で、前年より3.0ポイント上昇しています。
買い時だと思う理由では「今後、住宅ローン金利がさらに上昇しそう」が64.4%で最多でした。買い時だと思わない理由では「価格が高騰しすぎている」が47.2%で最多となり、金利上昇への焦りと価格高騰への慎重姿勢が併存しています。
住宅取得を延期・断念した人は32.0%
住宅取得を諦めた、または延期した経験がある人は32.0%でした。経験者の最大の理由は「自身の収入や経済状況」23.1%、次いで「物件価格の高騰」19.5%、「住宅ローン金利の上昇」19.3%です。
購入予算を考えるときは、物件価格だけでなく、入居前工事、断熱・防犯設備、将来の修繕費まで含める必要があります。窓や住宅設備の追加工事については、新築オプション工事の費用・施工相談も参考になります。
住まい探しで生成AIを使った人は33.9%
住まい探しで生成AIを何らかの形で利用した人は33.9%でした。年代別では20代が53.4%と過半数に達しています。AIは地域情報や条件整理に役立ちますが、最新の販売状況、法令、補助制度、現地環境は公式情報や専門家による確認が欠かせません。
空き家・防災への意識も確認
既に空き家、または将来空き家になる可能性がある家族所有の住宅がある人は37.2%でした。災害に対しては、築年数・耐震構造、避難場所、地盤を意識する回答が上位です。購入・住み替えでは、価格だけでなく建物性能と維持管理計画を確認する必要があります。
出典
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会、2026年9月23日発表「2026年 住宅居住白書」:公式発表を確認する