3社の改定率を並べた表を見て、こう思われた方が多いと思います。「で、どこのメーカーを選べばいいのか」
先にお答えすると、その問いが意味を持つ工事と、持たない工事があります。
メーカーを選べる工事と、選べない工事
内窓は、メーカーを自由に選べます。いまある窓の内側に、独立した1枚を新しく取り付けるからです。既存のサッシがどこの製品でも関係ありません。3社の改定率を見比べる意味があるのは、ここです。
一方で、外窓交換やガラス交換は、そうはいきません。既存のサッシに合わせる必要があったり、枠との納まりで選べる範囲が決まったりします。「一番上がり幅の小さいメーカーにする」という選び方が、そもそも成立しない場面があります。
さらに部品や補修品の交換は、メーカーを変えられません。いま付いているものと同じメーカーの部品を取り寄せることになります。改定率が一番大きい区分に、選択の余地がないということが起こります。
比べるなら、同じ土俵に乗せてから
もうひとつ注意が要ります。3社の改定率は、区分の切り方がそろっていません。
「住宅サッシ・ドア」でひとまとめの会社もあれば、内窓・リフォーム商品・出入口・窓廻りと細かく分かれている会社もあります。平均の数字だけを横に並べると、比べているつもりで別のものを見ていることになります。
実施日も一律ではありません。同じメーカーでも区分によって月が違い、部品だけ先行して上がっているものもあります。
メーカー別・区分別の改定率と実施日は、サッシ・内窓の2026年値上げ総まとめに3社横断で並べています。時系列で追いたい場合はサッシ・建材の値上げ年表2026のほうが早いはずです。
そして、率より効くものがあります
内窓を検討されているなら、改定率の差より、補助金の条件を外さないことのほうが、支払額への影響は大きくなります。グレードが1段変わるだけで、1窓あたりの補助額はまとまった差になるからです。
補助額の見込みは補助金シミュレーターで、急ぐべきかどうかの判断軸は内窓の値上げ2026でご確認ください。
動画のBGM:Otologic(CC BY 4.0)
動画内の数値は各自治体・各メーカーの公表値です。時点は動画内に表示しています。