LIXILと東洋大学は、東洋大学川越キャンパスに整備する環境イノベーション学部の新校舎へ、循環型低炭素アルミ「PremiAL R100」を採用したと発表しました。教育施設への導入は初めてです。
建物の使用中に消費するエネルギーだけでなく、建材の製造・調達段階で発生するCO2を評価する動きが広がっています。今回の採用は、アルミ建材の環境性能を実際の教育施設で示す事例です。
PremiAL R100とは
- 原材料にリサイクルアルミを100%使用
- 新地金100%のアルミ形材と比べCO2排出量を約80%削減
- SuMPO EPDを取得
- 原材料調達から組立加工までの排出量を可視化
公表値では、アルミ形材1kgあたりのCO2排出量は2.9kg-CO2eです。削減率や排出量は比較条件を含めて確認する必要がありますが、環境性能を定量的に説明できる点が重要です。
東洋大学新校舎での採用内容
新校舎は2027年1月竣工、同年4月の学部開設を予定しています。ZEB仕様を採用し、建物外周部を構成する1階建材の一部にPremiAL R100を使用します。
キャンパス自体を循環型社会の実践教材と位置付け、学生が建築と環境の関係を学べるようにする狙いがあります。
住宅・建材業界への影響
価格だけでなく環境情報も比較項目になる
法人案件や公共性の高い施設では、製品価格、納期、性能に加え、再生材比率や製造時CO2が採用判断に入りやすくなります。
仕様書と根拠資料の管理が必要
「環境配慮型」という表現だけでなく、対象製品、算定範囲、EPD等の根拠を揃えることが重要です。設計者、施工者、施主で同じ資料を参照できるようにします。
窓・外装提案にも広がる可能性
アルミはサッシ、カーテンウォール、外装材など幅広く使われます。低炭素材の選択肢が増えることで、断熱性能と建材製造時の環境負荷を同時に説明する提案が求められます。
窓改修の性能と費用を整理する際は、窓リフォームの費用・工法・選び方もあわせてご覧ください。
出典
株式会社LIXIL・学校法人東洋大学、2026年8月26日発表「教育施設で初めて循環型低炭素アルミ『PremiAL R100』を採用」:公式ニュースリリース