GRADE GUIDE / グレード選び方

内窓グレード選び方ガイド
SS/S 徹底比較

「冬の窓際が寒い」「朝になると結露でびっしょり」「外の音や生活音が気になる」「冷暖房の効きが悪い」。 こうした住まいの悩みは、壁や床だけでなく、窓の断熱性能や気密性が大きく関係しています。 内窓・二重窓リフォームは、今ある窓の内側にもう一つ窓を設置することで、住まいの快適性を高める代表的な窓リフォームです。

このページでは、内窓の基本から、効果、補助金、施工の流れ、業者選びまで、 検討に必要な情報を総合的にご案内します。

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通常窓 内窓

「SSグレードとSグレード、
どちらを選ぶ?」という悩みに答える

補助金を活用して内窓を入れるなら、性能の選択肢はSS(Uw1.1以下)とS(Uw1.5以下)の2択になります。 2026年度からAグレード(Uw1.9以下)は補助対象外になったため、「とりあえずAで」という選択肢は事実上消えました。 本ガイドで、SSとSの違いを多面的に整理し、お住まいに最適なグレードを選ぶための判断材料をご提供します。

Uw値とグレードの基礎知識

窓の断熱性能を表す指標が「Uw値(熱貫流率)」。数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。「1平方メートルあたり、内外温度差1℃で何ワットの熱が逃げるか」という単位です。

3グレードの基準値

  • SSグレード: Uw 1.1 W/㎡K以下(最高性能・トリプル/真空ガラス相当)
  • Sグレード: Uw 1.5 W/㎡K以下(高性能・Low-E複層+アルゴンガス)
  • Aグレード: Uw 1.9 W/㎡K以下(中性能・一般複層ガラス)

参考までに、古いアルミサッシ+単板ガラスはUw 6.0前後。SSグレード内窓を入れると断熱性能が約5倍になる計算です。

SS・S・A 3グレードのスペック比較

SSグレード

Uw1.1以下

トリプルガラスまたは真空ガラス。寒冷地仕様。断熱性能・防音性能・結露対策のすべてで最高水準。

Sグレード

Uw1.5以下

Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)が代表。一般住宅で十分な性能。価格と性能のバランスが良く、日本の主流。

Aグレード

Uw1.9以下

一般的な複層ガラス。性能は中程度。2026年度から国の補助対象外に変更されたため、補助金活用シーンでは選びにくくなった。

2026年度のグレード別補助金対応

2026年度の国「先進的窓リノベ事業」では、グレードごとに補助単価が大きく異なります。SSとSの差額が、補助金で大きく埋まる仕組みです。

窓サイズ別の補助単価(戸建ベース・概算)

  • 掃き出し窓: SS 140,000円 / S 76,000円 / A 補助対象外
  • 大窓: SS 89,000円 / S 52,000円 / A 補助対象外
  • 中窓: SS 58,000円 / S 34,000円 / A 補助対象外
  • 小窓: SS 36,000円 / S 22,000円 / A 補助対象外

つまり、SSはSの約2倍の補助金が出ます。本体価格の差額がこの補助金差で埋まれば、SSを選んだほうが実質負担を抑えられるケースもあります。

価格差はどれくらい?

同サイズで比較した場合の本体価格の概算差は以下の通りです。

  • 小窓: SSとSの差額 約2〜3万円
  • 中窓: SSとSの差額 約3〜5万円
  • 大窓・掃き出し窓: SSとSの差額 約5〜8万円

一方、補助金の差額(SS−S)は窓サイズに応じて以下の通り。

  • 小窓: 14,000円
  • 中窓: 24,000円
  • 大窓: 37,000円
  • 掃き出し窓: 64,000円

多くの窓サイズで、SSの追加コストは補助金差額でほぼ相殺されます。「SSのほうが高い」と単純には言えなくなっているのが2026年の状況です。

体感差はどれくらい?

断熱の体感

SSとSの体感差は、真冬の最寒日・夜間で最も顕著に現れます。具体的には窓ガラス表面温度。Sグレードでは室温20℃に対しガラス表面が10〜13℃前後、SSグレードでは15〜18℃前後を維持します。「窓辺の冷輻射」を感じるか感じないかの分かれ目です。

結露の体感

Sグレードでも従来比70〜90%の結露減少を実感できますが、SSなら結露ほぼゼロに近づきます。極寒日の朝、結露を全く拭かなくて済むようになるのがSSの世界。

防音の体感

断熱重視のグレードと防音重視のガラス構成は別。「SS=防音」ではないため、線路沿いの方は防音合わせガラス採用のSSを選ぶ必要があります。当社では防音ニーズに合わせた最適なガラス構成をご提案します。

SSグレードが向いているケース

  • 結露を完全になくしたい方(マンション・古い戸建で結露悩み深刻)
  • 寒さに敏感な方、高齢の方が住むお宅
  • 北向き・北東向きなど、日射の少ない部屋の窓
  • 大きな掃き出し窓など、窓面積が大きい箇所(補助金差額の恩恵が大)
  • 長く住む家」で、ランニングコスト(光熱費削減)を重視する方

Sグレードが向いているケース

  • 結露は「ほぼ気にならないレベルまで減ればOK」と考える方
  • 日射が豊富な南向き・東向きの部屋
  • 初期費用を抑えたい方(同じ予算でより多くの窓を施工したい)
  • 築浅住宅・気密性が高い住宅で、既に断熱性能がある程度ある場合
  • 賃貸・転居予定がある場合など、過剰投資を避けたい

よくある質問

Q. 結局、SSとSのどちらを選ぶべき?

窓の用途・お悩み・予算によります。「結露を完全に消したい・大きな窓・北向き・長く住む」ならSS、「予算重視・南向き・とにかく多くの窓を一気に施工したい」ならSが一般的におすすめです。現地調査時に窓ごとに最適なグレードをご提案します。

Q. 1軒で「リビングはSS・寝室はS」のように混在できますか?

はい、可能です。むしろ部屋の用途・方角に応じてグレードを分けるのが現実的。リビング(長時間滞在)はSS、書斎(短時間)はSのような組み合わせが多いです。当社では窓ごとの最適提案を行っています。

Q. Aグレードでも内窓は意味ありますか?

性能的には意味はあります(従来のアルミ単板に比べれば大幅改善)が、2026年度は国・県の補助対象外で実質負担が大きくなります。さいたま市の補助金はAでも対象になる場合があるため、地域の状況によります。基本的には「補助金を最大化したい」ならS以上を推奨します。

Q. SSとSで工事の手間や工期は違いますか?

工事の手間・工期はほぼ同じです。違うのはガラスの種類だけで、施工自体は1窓60分程度。SSは重量が増す分、運搬・取り扱いに若干の配慮が必要ですが、お客様の生活への影響は変わりません。

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