LIXIL 2026年春 新商品徹底解説
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、住宅の高性能化が急速に進む昨今。LIXIL(リクシル)より、これからの家づくり基準を変える重要な2026年春の新商品および仕様変更が発表されました。
今回は、業界でも注目を集める「樹脂窓EWの防火戸」、トレンドを牽引する「玄関ドアの新色ダスクグレー」、そして現場の安心を守る「工事用キーの新仕様」について、メーカー発表の技術資料に基づき、その詳細を徹底解説いたします。
これから新築やリフォームをご検討中のお客様にとって、性能・デザイン・安心のすべての面でメリットのある情報となっております。ぜひ最後までご覧ください。
INDEX:本記事のラインアップ
1. 樹脂窓「EW防火戸(PG)」が登場
〜 防火地域でも「樹脂窓」の恩恵を。業界トップクラスの性能を実現 〜
■ 開発の背景:なぜ今「EW防火戸」なのか?
これまで、都市部などの「防火地域・準防火地域」では、網入りガラスや金属製の補強が必要なため、窓の断熱性能(熱の出入りのしにくさ)を上げることが難しいという課題がありました。しかし、2025年の省エネ基準適合義務化をはじめ、住宅の高性能化は待ったなしの状況です。
そこでLIXILは、大人気樹脂窓シリーズ「EW」に、ついに防火戸(PG仕様)をラインアップ。非防火地域と同じレベルの快適さを、都市部の住宅でも実現可能にしました。
【ここが凄い】3つの技術的ブレイクスルー
通常、防火窓にすると断熱性能は大きく落ちてしまいます(他社製品では1.55〜1.63程度)。しかし、EW防火戸は熱貫流率 1.34W/㎡・Kを達成。非防火窓(1.27)との差はわずか「0.07」に抑えました。
これにより、防火・非防火が混在する建物でも、断熱計算のために窓サイズを変えたり、断熱材を厚くしたりする設計の手間が激減します。
防火窓はガラスの脱落を防ぐため、金属製の部品(アルミスペーサー)を使うのが常識でした。しかし、EW防火戸は独自の防火専用構造により、熱を通しにくい「樹脂スペーサー」の採用に成功。
ガラスの縁周りの結露リスクを大幅に軽減し、冬場の快適性を守ります。
従来の防火窓はフレームが太くなりがちでしたが、EW防火戸は非防火窓と全く同じフレーム寸法(見付け59mm・枠出幅65mm)を実現。
リビングは非防火、隣地境界に近い寝室は防火、といった使い分けをしても、外観・内観のデザインが美しく統一されます。
商品ラインアップと仕様詳細
| 設定窓種 |
縦すべり出し窓(T/TF)、横すべり出し窓(S)、FIX窓(F) ※引違い窓は、専用の「防火単体シャッター」を組み合わせることで対応可能です。 |
|---|---|
| ガラス仕様 |
Low-E 複層ガラス(アルゴンガス入) 室外側:網入りガラス / 室内側:Low-Eガラス |
| カラー |
外観色:ブラック、オータムブラウン、シャイングレーM、ピュアホワイト 内観色:ピュアホワイト(樹脂の素材感を活かした白) |
| スケジュール |
発売:2026年 春 予定(防火の大臣認定取得後) 見積開始:2026年 2月17日 |
※価格例:縦すべり出し窓(06011) ピュアホワイト 166,300円〜
2. 玄関ドア「グランデル2」に新色ダスクグレー追加
〜 外構から窓、玄関まで。「単色マットカラー」でトータルコーディネート 〜
■ トレンドは「木目」から「単色」へ
近年の住宅外観トレンドは、シンプルモダンやミニマルデザインが主流です。それに伴い、玄関ドアのカラーも従来の「木目調」から、マットブラックに代表される「単色(ソリッドカラー)」へのシフトが進んでいます。
特にLIXIL独自のカラーである「ダスクグレー(DUSK GRAY)」は、薄暮の時間帯のような深く落ち着いたグレーで、サッシやエクステリア(カーポート・フェンス)ですでに大人気となっています。
今回、高断熱玄関ドアのフラッグシップモデル「グランデル2」にこのダスクグレーが追加されることで、「外構・窓・玄関」を同じ色味で統一する「1棟トータルコーディネート」が可能になりました。
深みのある
マットなグレーカラー
設定内容と価格について
ダスクグレーは、標準のアルミカラーとは異なる「セレクトカラー」としての設定となります。そのため、商品価格は標準色に比べて加算(アップ)となりますのでご注意ください。
-
● 対象デザイン:
人気の高い10デザインを厳選(HG1, ST1, ST2, ST3, ST防火 など) -
● 価格設定(セレクトカラー):
例:片開き・非防火仕様の場合、アルミカラー上代 +52,000円
例:片開き・防火仕様の場合、アルミカラー上代 +51,000円 -
● 発売スケジュール:
見積開始:2026年 2月3日
発売開始:2026年 5月1日
3. 上下コンストラクションキー対応
〜 現場の「締め出し」トラブルを防止。安心の新仕様へ 〜
■ 現場の声から生まれた「安心」の改良
新築工事現場で使用される「コンストラクションキー(工事用キー)」は、お施主様に本キーをお渡しするまでの間だけ使える特殊な鍵です。しかし、近年の電気錠(スマートロック)の普及に伴い、現場でのトラブルが増加していました。
従来の工事用キーは「上側の鍵」しか操作できませんでした。そのため、工事中に誰かが電気錠の通電操作や登録操作を行うと、連動して「下側の鍵」もロックされてしまい、工事用キーでは開けられなくなる(締め出される)という事故が発生していました。
新仕様:「上下」どちらも操作可能に!
この問題を解決するため、工事用キーで「上下両方のシリンダー」を施解錠できる仕様に変更されます。これにより、万が一電気錠で施錠されてしまっても、工事用キーがあれば外から解錠可能となり、現場の締め出しリスクを防止できます。
| 対象商品 | XE、グランデル2、ジエスタ2、プレナスX、エルムーブ2 |
|---|---|
| 設定区分 |
XE(スタンダード):標準設定(価格に含まれます) その他商品:オプション設定(選択時に追加費用発生) |
| 価格差額 |
現行の工事キー仕様と比較して ドア用:+12,000円 / 引戸用:+13,800円 / XE専用:+13,000円 |
| スケジュール |
見積開始:2026年 1月6日 発売開始:2026年 2月2日 |
2026年の新築・リフォームは新商品に注目!
今回ご紹介した「EW防火戸」による性能向上、「ダスクグレー」によるデザイン統一、そして「新コンストラクションキー」による安心施工。
これらはすべて、より快適で安全な住まいづくりに直結する重要なアップデートです。
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